クロム鞣しとは
クロム鞣しは、3価のクロム錯体で皮を鞣す方法です。鞣し時間が短く、できあがる革は柔軟で、保存性・耐熱性・染色性が良いとされます。
出典: 日本皮革産業連合会
クロムがコラーゲン線維を架橋して強くする
クロム鞣しは、3価のクロム錯体で皮を鞣す方法です。下準備を終えた皮をピックリングしてから、塩基性硫酸クロム鞣剤で鞣す「一浴法」が使われています。出典:皮革用語辞典このとき、クロムはコラーゲン線維の間や内側でいろいろな形で橋をかけるように結びつき、繊維を強くします。出典:皮革用語辞典
そもそも鞣しとは、動物の皮の線維構造を保ったまま、鞣剤を使ってコラーゲン線維を元に戻らないかたちで安定させることです。出典:皮革用語辞典
鞣し終わるまでは24時間以内
ドラムやハイドプロセッサーに皮と鞣し液を入れて6〜8時間回し、24時間以内に鞣し終えます。出典:皮革用語辞典実際の時間は、鞣し液の組成や温度、ドラムの回転数、浴比などで変わります。このあと、合成タンニンや植物タンニンで鞣し直すことも多い工程です。出典:皮革用語辞典
柔軟で、保存性・耐熱性・染色性が良い
鞣す時間が短く経済的なうえ、できた革は柔らかく、保存性・耐熱性・染色性にも優れます。出典:皮革用語辞典靴の甲革、袋物用の革、衣料用の革と、いちばん広く使われているのもそのためです。出典:皮革用語辞典
辞典が「最も多い」としているのはクロム鞣し
鞣し方には植物タンニン鞣しやアルデヒド鞣しなどもありますが、近年いちばん普及しているのはクロム鞣しです。よく使われるのは、クロム鞣しと植物タンニン鞣しの二つです。出典:皮革用語辞典
よくある質問
- 鞣しの目的は何ですか?
主な目的は三つあります。熱に強くすること、薬品や微生物に負けないようにすること、そして必要な性質を与えて、いわゆる「革らしさ」を持たせることです。出典:皮革用語辞典
関連用語
- タンニン鞣しとは
タンニン鞣しは、植物から採れるタンニン剤で皮を革にする方法です。クロム鞣しの革に比べて伸びと弾性が小さく、製造に時間がかかります。
出典
- 日本皮革産業連合会「皮革用語辞典「クロム鞣し」」↗(2026-09-27 確認)
引用した記載 7件
- 「による皮の鞣し方法。準備工程の終わった皮を」
- 「間あるいは線維内で架橋結合をしてコラーゲン繊維を強化する」
- 「に皮と鞣し液を入れ、6~8時間回転し、24時間以内で鞣しを終了する」
- 「など)と温度、ドラムの回転数、浴比などによって鞣し時間は異なる」
- 「による再鞣しを行うことが多い」
- 「クロム鞣しは鞣し時間が短く経済性に優れ、製品革は柔軟で保存性、」
- 「などの用途に最も広く行われている鞣し法である」
- 日本皮革産業連合会「皮革用語辞典「鞣し」」↗(2026-09-27 確認)
引用した記載 3件
- 「動物皮の線維構造を保持し化学的、物理的操作により、種々の鞣剤を用いてコラーゲン線維を不可逆的に安定化させることである」
- 「が最も多く普及しており、」
- 「2) 化学薬品や微生物に対する抵抗性を付与すること。」