Care basics

スエード・ヌバックの手入れ

普段の手入れ、部分的な汚れ、毛が寝たり色があせたりしたとき。スエードやヌバックの手入れを、状態ごとに順に見ていきます。基本は、専用のゴムブラシなどで汚れを落とし、寝た毛を起こして整えること。出典:コロニル表面が毛の状態なので靴クリームは使えず、油分などの栄養はスプレーで補います。出典:M.MOWBRAY

この記事のポイント

  • 汚れは、粘りのあるゴムや消しゴムタイプでこすって落とします。出典:コロニル、M.MOWBRAY
  • ブラシは、汚れを取るゴムと、毛並みを整える真鍮入りを使い分けます。出典:コロニル、コロンブス
  • 栄養はスプレーで。防水スプレーはそのあとにかけます。出典:M.MOWBRAY

このページの本文は、ケア用品メーカーとブランドが自社サイトに公開している記載だけを根拠にしています。 どの文がどの資料によるかは、ページ下部の出典から確認できます。

毎日の手入れは、ブラシで毛を起こすこと

スエードの手入れの中心は、ブラシです。大切なのは、専用のゴムブラシなどで汚れを落とし、寝た毛を起こして整えることです。出典:コロニルスエード専用のブラシで、毛足にたまったホコリを丁寧に落としましょう。出典:コロンブス

馬毛ブラシなら、毛並みと逆向きにかけて毛を立て、奥のホコリを払います。仕上げは、濃い色はより濃く、薄い色はより薄く見える向きに毛並みをそろえるのがコロニルのコツです。手入れのときは、必ずシュートリーを入れます。履きジワが伸びて、シワの間の汚れが取りやすくなります。出典:M.MOWBRAY

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ブラッシングに使えるケア用品

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コロニルは、専用のゴムブラシなどで汚れを落とし、毛並みが寝ないよう起こして整えることが重要だとしています。起毛革に使えるかは商品ごとに違うので、表示を確かめて選んでください。

汚れは、消しゴムやガムでこすり落とす

スムースレザーの汚れはクリームや泡のクリーナーで落としますが、起毛革は違います。粘りのあるゴムで、こすって落とすのが基本です。出典:コロニル部分的な汚れには、コロンブスのツーウェイガムクリーナーで優しくこする方法があります。

M.MOWBRAY では、消しゴムタイプで汚れをこすり、削りかすはブラシで払います。広い範囲が汚れたら、スエードクリーナーを周りにスプレーし、クロスでこすって拭き取ります。

色あせたら、簡単な方法から順に試す

色あせの原因は3つあります。毛が寝て薄く見える、油分が足りず乾いて薄く見える、日焼けや年月、薬品で色が抜けた、のどれかです。コロニルは、簡単な方法から順に試すよう勧めています。毛が寝ているだけなら、ゴムのブラシで起こすだけで色が戻ります。油分不足なら、油分を補うスプレーで戻ります。出典:コロニル

それでも戻らなければ、補色の出番です。必要に応じてマスキングし、仕上がりを確かめながら、好みの色になるまで重ね塗りします。出典:コロニル

ブラシは、汚れを取るゴムと、毛を起こす真鍮入りを使い分ける

コロニルのクレープブラシは、粘りのあるゴムに汚れを吸着させて落とすブラシです。ゴムの面で全体の汚れを落とし、側面のナイロン毛で細かいところの汚れを落として毛並みを整えます。

コロンブスのスエードブラシCは、1本の4つの面に違うブラシが付いています。ポリプロピレンと真鍮のワイヤーは汚れを落としながら毛並みを整え、細かい突起のゴムは表面を傷めにくい当たりです。

毛が寝てしまったときや、毛足が短くなってテカリが出たときは、ナイロンと真鍮のスエードブラシで汚れを落としながら毛を起こします。出典:サフィールサフィールの手順では、はじめに毛並みと逆の向きにブラシをかけてほこりを払い、最後にブリストルブラシで毛並みを整えます。

靴クリームは使えない

スエードもヌバックも天然の革なので、スムースレザーと同じく栄養は必要です。ただ、表面が毛の状態なので、靴クリームは使えません。出典:M.MOWBRAY起毛革にクリームは基本的に使えない。コロニルも同じ注意を書いています。

油分などの栄養は、クリームではなくスプレーで補う

スプレーすると、栄養が起毛革にしみ込み、しなやかさを保って色あせも防げます。出典:M.MOWBRAYコロンブスの案内でも、日ごろの手入れで栄養を与え、色を鮮やかに保つのはスプレーの役目です。

クリームで栄養を補うと、毛が寝てしまいます。そこでコロニルは、トリートメントオイル入りの専用防水スプレーで油分を補う方法をとっています。色があせていたら、スエード用のリキッドで補色します。完全に乾いてから、寝た毛を起こすようにブラシをかけましょう。出典:M.MOWBRAY

スエードに防水スプレーは使える。ただ、それだけでは革が乾く

正しい手入れを続けたスエードは、水や雨に強い素材。M.MOWBRAY はそう説明したうえで、スエードには防水効果のあるスプレーを使うよう勧めています。防水スプレーだけをかけていると、革は乾いてしまいます。M.MOWBRAY の順番は、まず栄養のスプレー、そのあとに防水スプレーで守りを固める、です。

防水効果だけのスプレーには、革に必要な栄養分が入っていないことが多いといいます。半年、1年と使い続けると、少しずつ栄養が抜けていきます。油分が失われると、水をはじく力が落ちたり、色があせて白っぽくなったりすることもあるそうです。出典:M.MOWBRAY

防水専用のスプレーを使うのは、雨の日の朝や、濡れそうな日の前日がおすすめ。フッ素による防水効果は長くても1週間ほどで弱まるので、栄養と防水を兼ねたスプレーと併用すると、水をはじく力を強く保てます。出典:M.MOWBRAYコロンブスも、仕上げは防水スプレー。水だけでなく、油からも起毛革を守ってくれます。

新品をおろす前にかけておくと、汚れがつきにくくなります。効果を保つには、定期的なかけ直しも必要です。出典:コロニル

補足:スエードとヌバック、違いは毛羽立たせた面

表面を毛羽立たせた革をまとめて、起毛皮革と呼びます。革の表側(銀面)をヤスリで細かく毛羽立たせたものがヌバック、裏側(肉面)を毛羽立たせたものがスウェード、毛足が長く粗いものがベロアです。出典:コロニルただ、日本でベロアと言うと、起毛した布を指すことが多いので注意が必要です。出典:コロニル

まとめ

ブラシで毛を起こし、汚れはゴムでこすって落とす。栄養と防水はスプレーで補う。起毛革の手入れは、この3つでほぼ足ります。色があせたら、毛を起こすところから順に試してみてください。出典:コロニル

発行元ごとの書き方の違い

メーカー普段の手入れ汚れを落とす栄養を与える
コロニル専用のゴムブラシなどで毛並みが寝ないよう起こして整える専用のゴムブラシなどで汚れを落とすクリームは基本的に使えない(代わりの記載は素材の解説ページには無い)
コロンブススエード専用ブラシで毛足にたまったホコリを落とす部分的な汚れはガムクリーナーで優しく擦り落とすスプレーで栄養を与え、色調を鮮やかに保つ
M.MOWBRAYシュートリーを入れ、ホコリを掻き出すようにブラッシング消しゴムタイプで擦り、削りかすをブラシで払う。広い範囲はクリーナー靴クリームは使えないので、スプレーで栄養分をしみ込ませる

よくある質問

無色のスプレーは、色のついた革にも使えますか?

使えます。M.MOWBRAY のスエードカラーフレッシュは無色なので、色を問わず起毛革の製品に使えます。

補色するスプレーは、色あせた部分だけに塗ればよいですか?

色あせた部分を中心に、全体にまんべんなく塗るのが M.MOWBRAY の方法です。

無色のスプレーは靴以外にも使えますか?

コロンブスのカラーレス(無色)は、靴のほか、バッグやウエアにも使えます。

この記事に出てくる素材とブランド

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出典

  1. サフィール「SHOE CARE MANUAL お手入れマニュアル【スエード&ヌバック編】」↗(2026-10-08 確認)
    引用した記載 3件
    • 「寝てしまってた毛並みや、毛足が短くなっててかりが出てしまった場合は、スエードブラシ(ナイロン+真鍮)で汚れを落としながら毛を起こし、毛並みを整えます。」(サフィール スエード&ヌバックのお手入れマニュアル/推奨)
    • 「毛並みと逆方向にブラシをかけ、ほこりや汚れを払い落します。」(サフィール スエード&ヌバックのお手入れマニュアル/推奨)
    • 「最後にブリストルブラシでブラッシングをし、毛並みを整えます。」(サフィール スエード&ヌバックのお手入れマニュアル/推奨)
  2. コロニル「クレープブラシ スウェード・ヌバック用 汚れ落としブラシ」↗(2026-10-08 確認)
    引用した記載 2件
    • 「粘り気のあるクレープ状の柔らかなゴムが、起毛皮革の汚れを吸着して優しく落とします。」(コロニル クレープブラシ)
    • 「クレープ部分は全体の汚れ落としに、サイドのナイロン毛は細かい部分の汚れ落としや毛並みを整えるのに使い分けができます。」(コロニル クレープブラシ)
  3. コロンブス「スエードブラシC」↗(2026-10-08 確認)
    引用した記載 3件
    • 「一つのブラシの4面に異なるブラシがついています。」(コロンブス スエードブラシC)
    • 「・ワイヤーブラシ:ポリプロピレンと真鍮の2層構造で汚れを落としながら毛並みを整える」(コロンブス スエードブラシC)
    • 「・細かい突起のゴムブラシ:起毛革の表面を傷めにくい優しいあたりのブラシ」(コロンブス スエードブラシC)
  4. コロニル「スウェード・ヌバックのお手入れ方法」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 12件
    • 「「馬毛ブラシ」を使って、毛並みと逆方向に毛を立てるようにブラッシングします。」(コロニル スウェード・ヌバックのお手入れ方法/推奨)
    • 「起毛皮革の仕上げブラッシングは、毛の流れを見ながら「濃い色はより濃く見える方向、薄い色は薄く見える方向」に整えます。」
    • 「スムースレザーの汚れにクリームや泡のクリーナーを使うのに対し、起毛皮革の汚れは粘りのあるゴムで物理的に落とすのが基本です。」
    • 「起毛皮革はクリームでの栄養補給は起毛が寝てしまうためできませんが、代わりにトリートメントオイルを配合した専用の防水スプレー「ヌバック+ベロアスプレー」で油分を補い、しなやかさを保ちます。」(コロニル ヌバック+ベロアスプレー)
    • 「新品を下ろす前に防水スプレーをかけておくと、汚れがつきにくくおすすめです。」(推奨)
    • 「また、防水スプレーは定期的にかけなおして防水効果を維持しましょう。」(推奨)
    • 「色あせの要因は「起毛が寝て色が薄く見える」「油分不足・乾燥により色が薄く見える」「日焼け・経年・薬品等による退色」のいずれかが考えられます。」
    • 「要因ごとに対処方法がありますので、簡単な方法から順に行ってみることをおすすめします。」(推奨)
    • 「起毛が寝て色が薄く見える:クレープブラシやヌバックボックスで寝てしまった毛を起こすだけでも、褪褪せた色が濃く戻ります。」
    • 「油分不足・乾燥により色が薄く見える:ヌバック+ベロアスプレーで油分を補うことで褪せた色が濃く戻ります。」(コロニル ヌバック+ベロアスプレー)
    • 「日焼け・経年・薬品等による退色:上記2つの方法を試しても色褪せが戻らない時には、ケア用品で補色をしましょう。」
    • 「必要に応じてマスキングを行い、仕上がりを確認しながら、好みの色になるまで繰り返し塗布します。」
  5. コロニル「代表的な素材の種類と特徴|正しいお手入れの基礎知識」↗(2026-09-28 確認)
    引用した記載 5件
    • 「表面を毛羽立たせた革の総称を起毛皮革と呼びます。」
    • 「革の表面(銀面)をヤスリで細かく短い毛足に毛羽立たせたものをヌバック、革の裏面(肉面)を毛羽立たせたものをスウェード、さらに毛足の長く粗いものをベロアと呼びます。」
    • 「日本ではベロアは起毛した布を指すことが多いため注意が必要です。」
    • 「お手入れは、専用のゴムブラシなどで汚れを落とし、毛並みが寝ないよう起こして整えることが重要です。」(必須)
    • 「クリームが基本的に使えない点にも注意しましょう。」(使用不可)
  6. コロンブス「HOW TO CARE スエードのお手入れ」↗(2026-09-28 確認)
    引用した記載 5件
    • 「スエード専用ブラシで丁寧にブラッシングし、毛足にたまったホコリを落とします。」(コロンブス スエードのお手入れ/推奨)
    • 「部分的な汚れはツーウェイガムクリーナーで優しく擦り落とします。」(コロンブス スエードのお手入れ/推奨)
    • 「日常のお手入れでは、栄養を与え、色調を鮮やかに保つために、JIUスプレーカラーレス(無色)を使用します。」(コロンブス スエードのお手入れ/推奨)
    • 「仕上げにアメダスを使用します。水分だけでなく、油分からも起毛革を守ります。」(コロンブス スエードのお手入れ/推奨)
    • 「カラーレス(無色)は靴だけでなく、」(コロンブス JIUスプレー カラーレス)
  7. M.MOWBRAY「スエード・ヌバック・ベロアなど起毛皮革靴のお手入れ方法」↗(2026-09-28 確認)
    引用した記載 15件
    • 「スエード・ヌバック素材もスムースレザー同様、天然皮革ですので栄養分が必要です。」
    • 「しかし、表面が毛の状態になっている為、靴クリームは使用できません。」(使用不可)
    • 「お手入れの時は必ずシュートリーを入れて下さい。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/必須)
    • 「履きシワを伸ばすことで、シワの間の汚れなどを取りやすくします。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法)
    • 「ホコリなどを書き出すようにブラッシングします。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
    • 「消しゴムタイプ汚れている部分を擦ります。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
    • 「削りかすはブラシで払い落とします。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
    • 「クロスでスプレーした部分を擦り汚れを拭き取ります。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
    • 「色あせしている場合、スエード用リキッドで補色します。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法)
    • 「完全に乾いてから、寝ている毛を起こすようにブラッシングします。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
    • 「スエード・ヌバック素材に栄養分がたっぷりとしみ込み皮革本来のしなやかさ、柔軟性を保ち色あせも防止します。」(M.MOWBRAY スエードカラーフレッシュ)
    • 「スエードカラーフレッシュは無色ですので、さまざまな色の起毛皮革製品にも使用できます。」(M.MOWBRAY スエードカラーフレッシュ)
    • 「色あせしている部分を中心に、全体にまんべん無く塗っていきます。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
    • 「スエード・ヌバック素材もやはり防水スプレーだけでは皮革が乾燥してしまいます。」
    • 「防水スプレーを使用する場合はスエードカラーフレッシュを使用した後に、防水性をさらに強化するためにご使用下さい。」(M.MOWBRAY 起毛皮革靴のお手入れ方法/推奨)
  8. M.MOWBRAY「スエードに「防水スプレー」、それって間違い?」↗(2026-10-08 確認)
    引用した記載 8件
    • 「M.MOWBRAYでは、スエード素材に防水効果を持つスプレーをお使いいただくのを推奨しています。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー/推奨)
    • 「正しいお手入れを続けたスエードは「水・雨に強い」素材です。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー)
    • 「「防水効果だけ」を持つ防水スプレーには、革に必要な栄養分が含まれていないことが多いです。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー)
    • 「半年、一年と使い続けると、徐々に革から栄養が失われてしまいます」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー)
    • 「皮革から主な栄養である「油分」が失われてしまうと、・水・雨を弾く力が弱くなる・全体の色があせて、白っぽくなってしまう等のケースが発生してしまいます。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー)
    • 「防水専用のスプレーは・雨の日の朝・水に濡れそうなタイミングの前日等でお使いいただくのがオススメです。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー/推奨)
    • 「フッ素による防水効果は長くても「1週間」ほどで弱くなってしまいます。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー)
    • 「「防水と栄養の効果をあわせ持つスプレー」「防水の効果専用スプレー」を「併用」することで、水・雨はじきの効果をより強く保つことができます。」(M.MOWBRAY スエードと防水スプレー/推奨)
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