Care basics

革の手入れの頻度

革の手入れはどのくらいの頻度ですればいいのか。答えは革の種類や使い方、しまう環境で変わります。出典:COCOMEISTERただ、使うたびのブラッシングは、どの革にも共通する習慣です。出典:コロニルクリームやオイルの間隔は、2週間に1回から年に数回まで、製品によって大きく違います。

この記事のポイント

  • ブラッシングと乾拭きは、使ったあとに毎回。汚れを放っておくと変質やカビを招きます。
  • クリームやオイルは、触って乾燥を感じたときが目安です。出典:土屋鞄
  • 防水スプレーの効果は2週間ほどで弱まり始めます。2〜3週間おきにかけ直しましょう。

このページの本文は、ケア用品メーカーとブランドが自社サイトに公開している記載だけを根拠にしています。 どの文がどの資料によるかは、ページ下部の出典から確認できます。

よく履く革靴は、月1回の靴磨き。履いた日はブラッシング

手入れをしないで履き続けた革靴には、乾燥による色抜けや、擦れ・ぶつけたキズといった変化が出てきます。出典:M.MOWBRAYM.MOWBRAY が理想とする靴磨きの頻度は、月1回。1か月に10回以上履いた靴は、乾燥やツヤの薄れ、擦りキズが目立ちやすくなってくるころだといいます。

月1回の靴磨きで必ず入れたいのは、水性リムーバーで汚れや古いクリームを落とすことと、乳化性クリームで栄養を補うこと。この2つの工程です。出典:M.MOWBRAY

履いた日の習慣にしたいのは、ブラシでほこりを払うこと。60秒ほどで済み、脱いだその日のうちが理想です。こまめに落とした汚れは定着しにくく、月1回の靴磨きもぐんと楽になります。出典:M.MOWBRAY湿気の多い時期は、ほこりのたまったところにカビが生えた例もあるそうです。出典:M.MOWBRAY

メーカーと条件が変わると、目安も変わります。レッドウィングは、同社の靴を週1回街で履く程度なら、オイルの補給は年に数回、薄く塗れば足りるとしています。

ブラッシングと乾拭きは、使ったあとに毎回

まずは、毎日の手入れから見ていきましょう。表面の汚れを放っておくと、革の変質やカビを招きます。使うたびにブラシをかけるのを習慣にしましょう。出典:コロニルヌメ革なら、日常はブラッシングだけでも十分な手入れになります。

スニーカーも同じで、履いたあとのブラッシングが勧められています。油分を補ってある革なら、日々のブラッシングだけで、しみ込んだ油分が浮いてツヤが戻ります。出典:コロニル

使い終えたら柔らかいブラシでほこりを払い、乾いたクロスで軽く拭く。COCOMEISTER はこれを日常の基本にしています。SLOW や HERZ の案内も、使ったあとのブラッシングと乾拭きです。

革ジャンの日々の手入れも、乾拭きとブラッシング。出典:Liugoo LeathersDEGNER は、週に一度ほど乾いた布か柔らかい馬毛ブラシで優しく拭くだけでよいとしています。

クリームやオイルの間隔は、製品でこんなに違う

いちばん短いのは、コロニルが財布について示す目安です。毎日使う財布なら、2週間に1回ほどフルメンテナンスをします。

革ジャンでは、Liugoo Leathers が月1回ほど、DEGNER は年に1〜2回と、ブランドによってかなり差があります。Liugoo Leathers は、触って表面が乾いているときに塗るよう案内しています。

HERZ の鞄は約2か月に1回。手に触れることの多い革小物はそれより少なくてよく、財布は数か月から半年に1度、様子を見ながらで十分だそうです。

レッドウィングのブーツを週1回街で履く程度なら、オイルは年に数回、薄く塗れば足ります。表面に塗装のあるコレクテッドグレインレザーは、さらに少なめでよいとレッドウィングは書いています。

回数ではなく、革の状態で決めるやり方もあります。土屋鞄の目安は「触ってかさつきを感じたら」。COCOMEISTER も、乾燥を感じたときに少量から塗ればよく、毎日は必要ないとしています。

クリーナーは、手入れ3回に1回

クリーナーで古いクリームや汚れを落とすのは、毎回でなくて構いません。コロンブスはスムースレザーの手入れについて、3回に1回を目安にしています。

防水スプレーは、2〜3週間おきにかけ直す

防水スプレーの効果は、多くが2週間ほどで弱まり始めます。2〜3週間おきにかけ直すのが理想です。出典:コロニル毎日使う鞄なら、梅雨の時期は週1回ほどが目安だと土屋鞄は書いています。

多ければいいわけではない。塗りすぎの落とし穴

こまめに塗るほど良さそうに思えますが、塗りすぎは逆効果です。HERZ は財布について、オイルを塗りすぎると変色やカビ、色移りの原因になり、革が柔らかくなりすぎることもあるとしています。オイルは薄く。多すぎるとカビの原因になります。出典:DEGNERLiugoo Leathers の目安は「うっすら光るくらい」です。

毎回、全部やらなくていい

ほこりを払う、防水する、保革する。この3つを毎回すべてやる必要はない、と COCOMEISTER ははっきり書いています。

まとめ

使ったらブラシをかける。クリームやオイルは薄く、防水スプレーは2〜3週間おきに。回数はブランドごとに違うので、迷ったら持っている製品のブランドの案内を確かめてください。

クリームやオイルの間隔、メーカーごとの案内

メーカー対象間隔の目安
M.MOWBRAYよく履く革靴(月10回以上)月1回の靴磨き(汚れ落としと乳化性クリーム)
コロニル毎日使う財布2週間に1回程度(フルメンテナンス)
Liugoo Leathers同社の革ジャン月1回程度。表面が乾燥しているとき
HERZ同社の革鞄約2か月に1回。革小物はそれより少なくてよい
HERZ同社の革財布数か月〜半年に1度、様子を見ながら
DEGNER同社のレザージャケット年に1〜2回程度
レッドウィング同社の靴(週1回街中で履く程度)年に数回、薄く
土屋鞄同社の革製品手で触れてかさつきを感じたとき
COCOMEISTER同社の革製品乾燥やかさつきを感じたときに少量から。毎日は不要

この記事に出てくる素材とブランド

メーカーで言うことが違う手入れを読む →

出典

  1. COCOMEISTER「ケア・メンテナンス」↗(2026-10-05 確認)
    引用した記載 3件
    • 「革の種類、使用頻度、保管環境によって異なります。ほこりや指紋が気になったら、素材に合うブラシやクロスで整えます。クリームは使える革で、乾燥やかさつきを感じたときに少量から。毎日塗る必要はありません。」(COCOMEISTER の革製品)
    • 「この三つを、毎回すべて行う必要はありません。」(COCOMEISTER の革製品/不要)
    • 「使い終えたら、素材に合う柔らかなブラシで表面のほこりを払い、乾いたクロスで軽く拭きます。手ざわりや汚れを確認する、日常の基本です。」(COCOMEISTER の革製品/推奨)
  2. レッドウィング「よくあるご質問」↗(2026-10-03 確認)
    引用した記載 2件
    • 「革のタイプ、色や使用方法によって大きく異なりますが、週に1回、街中で履く、といった履き方であれば、年に数回、革の表面にオイルを薄く塗付するくらいで十分です。」(レッドウィングの靴/推奨)
    • 「表面に塗装を施したコレクテッドグレインレザーの場合、表面に塗膜があるため、革のオイル分が乾燥しにくく、オイルによるお手入れの頻度は、オイルドレザーより少なめで大丈夫です。」(レッドウィングの靴)
  3. HERZ「HERZ 革のお手入れ」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 2件
    • 「革鞄は約2か月に1回程度、オイルを塗り込んで下さい。 比較的、手に触れる機会の多い革小物はバッグよりも塗布する頻度は少なくても結構です。」(HERZ の鞄・革小物)
    • 「使用後の鞄をブラッシングまたは乾拭きして、鞄に付いた ホコリや汚れを落とします。」(HERZ の鞄/推奨)
  4. HERZ「革財布のお手入れ方法について」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 1件
    • 「革財布は鞄に比べて手で触れる頻度が高く、手のひらの油分で保湿されやすいため、数ヶ月~半年に1度の頻度で革の様子を見ながらオイルメンテナンスを行って下さい。あまり過度にオイルを塗布すると変色やカビ、色移りの原因となるほか、革が柔らかくなりすぎてしまう可能性がありますのでご注意ください。」(HERZ の革財布)
  5. コロニル「財布・革小物のお手入れ方法」↗(2026-10-11 確認)
    引用した記載 1件
    • 「毎日使用するお財布であれば、2週間に1回程度を目安にフルメンテナンスを行うと、長く良い状態でお使いいただけます。」(コロニル 財布・革小物のお手入れ方法/推奨)
  6. コロニル「レザーバッグのお手入れ方法」↗(2026-09-29 確認)
    引用した記載 1件
    • 「防水スプレーの効果は2週間ほどで弱まり始めますので、定期的なかけ直しが大切です。」(コロニルの防水スプレー/推奨)
  7. 土屋鞄「革のメンテナンス 01. 基本のオイルケア」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 1件
    • 「メンテナンスを行う目安は、手で触れた時にかさつきを感じたら。」(土屋鞄の革製品)
  8. 土屋鞄「革のメンテナンス 02. 水や汚れから守る、防水ケア」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 1件
    • 「また防水効果は次第に落ちるため、定期的にお使いいただくと安心です(毎日ご使用になる鞄の場合、梅雨時期は週に1回程度が目安)。」(土屋鞄の革製品)
  9. DEGNER「必見!誰でもできるレザージャケットのお手入れ方法!」↗(2026-10-03 確認)
    引用した記載 3件
    • 「一週間に一度程度、乾いた布や柔らかい馬毛ブラシで優しく拭くだけ」(DEGNER レザージャケットのお手入れ方法/推奨)
    • 「目安は、年に1~2回程度。」(DEGNER レザージャケットのお手入れ方法)
    • 「薄塗りを心掛けてください。オイルが多すぎるとカビの原因になります。」(推奨)
  10. Liugoo Leathers「【革ジャンを一生モノにするために】日々のお手入れからシーズンオフまで、スムースレザーの正しいケアを解説」↗(2026-10-03 確認)
    引用した記載 4件
    • 「オイル・クリームは月1回程度でOK」(Liugoo Leathers 革ジャンのお手入れ)
    • 「触れてみて、表面が乾燥している場合はオイルを塗ってくださいね。」(Liugoo Leathers 革ジャンのお手入れ)
    • 「日々の革製品ケアとしては乾拭きとブラッシングです。」(Liugoo Leathers 革ジャンのお手入れ/推奨)
    • 「また、塗りすぎはベタつきやカビの原因になるので、「うっすら光るくらい」が目安です。」
  11. コロニル「スムースレザーのお手入れ方法」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 1件
    • 「定期的に油分を補給された革は、日々のブラッシングだけでも、浸みこんだ油分が浮き出てツヤが戻り、次のお手入れまで良い状態を保つことができます。」
  12. コロンブス「HOW TO CARE スムースレザーのお手入れ」↗(2026-09-27 確認)
    引用した記載 1件
    • 「お手入れ3回に対し、1回クリーナーを使うのが目安です。」(コロンブス スムースレザーのお手入れ)
  13. SLOW「maintenance kit」↗(2026-09-27 確認)
    引用した記載 1件
    • 「基本的なお手入れは、使用後のブラッシングと乾拭きです。」(SLOW の革製品)
  14. コロニル「レザースニーカーのお手入れ方法」↗(2026-10-02 確認)
    引用した記載 1件
    • 「普段スニーカーを履いた後にもブラッシングを習慣にすることをおすすめします。」(推奨)
  15. コロニル「ヌメ革のお手入れ方法」↗(2026-10-04 確認)
    引用した記載 2件
    • 「表面に付いた汚れは放置すると革の変質やカビを招くことにもなるため、使う度のブラッシングを習慣にしましょう。」(推奨)
    • 「日常的なケアであれば、使用後のブラッシングだけでも十分なメンテナンスになります。」
  16. コロニル「防水スプレーの正しい選び方と使い方」↗(2026-09-29 確認)
    引用した記載 2件
    • 「防水スプレーの効果は永久ではなく、着用時の摩擦や時間の経過により約2週間程度で弱まり始めるものがほとんどです。」
    • 「そのため、2〜3週間おきに定期的にかけ直すのが理想的です。」(推奨)
  17. M.MOWBRAY「靴が長持ちする、靴磨きの頻度って?」↗(2026-10-08 確認)
    引用した記載 9件
    • 「○乾燥による全体的な色抜け、退色○擦れ、ぶつけによるキズなどの変化が現れます。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き)
    • 「革靴を長持ちさせるために必要な靴磨き、頻度は月1回が理想です。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き/推奨)
    • 「1ヶ月を通して10回以上履いている靴は、革の乾燥、艶が薄れ、擦りキズなども目立ちやすくなる頃です。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き)
    • 「月に1回の靴磨きで必ず取り入れていただきたいことは、下記の2つの工程です。○ 革の汚れや古いクリームを水性リムーバーで除去」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き/推奨)
    • 「○ 靴クリーム(=乳化性クリーム)で栄養補給」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き/推奨)
    • 「そして、革靴を綺麗に履いていくために習慣にしておきたいこと。革靴のホコリをブラシで払っておくことです。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き/推奨)
    • 「時間にして、60秒程。できれば、脱いだ後当日中の習慣が理想ですが、無理のない範囲でぜひ実践してみてください。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き/推奨)
    • 「ホコリや汚れはこまめに落としておくことで、汚れが定着しずらくなります。月に1回の靴磨きの際にも、ひどい汚れにはならない場合が多く、格段にお手入れが楽になります。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き)
    • 「湿気が多い時期には、ホコリが溜まっている箇所にカビが生えてしまうという事例も。」(M.MOWBRAY 革靴の靴磨き)
このページを共有