ヌメ革の手入れ
使うほど飴色に育つヌメ革は、仕上げを施していない素の革で、シミになりやすい素材です。出典:M.MOWBRAY新品のうちは一般的な靴クリームやクリーナーを使わず、保護のスプレーから始めます。
この記事のポイント
- 新品のうちは、クリーナーや一般的な靴クリームを使いません。
- 使い始める前に、防水スプレーで守ります。
- ふだんは使うたびにブラッシング。それだけで十分です。
このページの本文は、ケア用品メーカーとブランドが自社サイトに公開している記載だけを根拠にしています。 どの文がどの資料によるかは、ページ下部の出典から確認できます。
素の革だから、シミになりやすい
ヌメ革の手入れでいちばん気をつけたいのは、シミです。ヌメ革は、仕上げをしていない素のままの革です。そのぶんシミになりやすく、手入れには細心の注意が要ります。出典:M.MOWBRAY
植物の渋(タンニン)でなめし、染色や塗装をほとんどしていない自然な風合いの革です。水や油がしみ込みやすく、水シミや日焼けで色が変わりやすいので、使う前の保護が欠かせません。出典:コロニル
新品のうちは、まずスプレーで守る
シミや汚れを防ぐには、新しいうちからのスプレーが効きます。M.MOWBRAY のスプレーには保革効果もあり、栄養を与えてひび割れや乾燥も防ぎます。
コロニルも、買ったら使う前にまず防水スプレーで守るよう勧めています。ただし、スプレーで濡れている時間が長いとそれもシミのもと。20cm以上離し、缶を動かしながら一か所に集中させずにかけます。急に日に焼けるとムラになるので、日焼けにも気をつけましょう。出典:コロニル
ヌメ革の保護に使えるケア用品
M.MOWBRAY は、シミや汚れを最小限に防ぐために、新しいうちからスプレーをするとしています。対象にできる革は商品ごとに違うので、表示を確かめて選んでください。
新品のうちは、靴クリームを使わない
クリーナーや一般的な靴クリームは、シミやムラの原因です。新品のうちはとくに使わないでください。出典:M.MOWBRAYコロニルは、ケア用品でシミを作らないよう、すぐに揮発するスプレーや溶剤のクリーナーで手入れするよう勧めています。
クリームは、塗り伸ばす前に置いた場所からしみ込んで、シミを作ることがあります。濃い飴色になってツヤが出るまでは控え、それまではトリートメントオイル入りの速乾性の防水スプレーで栄養を補います。出典:コロニル
育ってきたら、仕上がりでクリームを選ぶ
使い込んできたら、仕上がりの好みでクリームを選べます。M.MOWBRAY は、少しツヤを出したいときと、マットに仕上げたいときで、使うクリームを分けています。クリームは指先に巻いたコットンに取り、全体に塗り広げます。塗ったら時間をおかず、すぐに乾拭きするのがコツです。出典:M.MOWBRAY
飴色になってクリームが使えるようになっても、念のため裏側などに少しだけ塗ってみましょう。数分おいて塗り跡が消えるのを確かめてから全体へ。出典:コロニル
栄養補給に使えるケア用品
M.MOWBRAY は、使い込んだヌメ革では、ツヤを出したい場合とマットに仕上げたい場合で使うクリームを分けています。対象にできる革は商品ごとに違うので、表示を確かめて選んでください。
汚れがひどくなったら、洗う手もある
長く使って全体が汚れてきたら、サドルソープで洗うと、薄汚れが取れてさっぱりするものもあります。出典:M.MOWBRAY
すべてのヌメ革で同じ結果になるとは書かれていません。目立たない場所で試すか、購入元に相談してください。
ふだんは、使うたびにブラッシング
表面の汚れを放っておくと、変質やカビを招きます。使うたびにブラシをかける習慣を。ふだんの手入れなら、それだけで十分です。出典:コロニル
部分汚れは、シミになりにくいクリーナーで
ヌメ革は水分をすぐ吸うので、一般的な液状やクリーム状のクリーナーではシミになるおそれがあります。コロニルが使うのは、すぐに揮発してシミになりにくい溶剤のクリーナーです。こびりついた汚れは、コロニルの消しゴムタイプで、汚れだけを狙ってやさしくこすり落とします。
まとめ
新品のうちはスプレーで守り、ふだんはブラシをかけるだけ。クリームは、飴色に育ってから、目立たない所で試して使い始めましょう。出典:コロニル
発行元ごとの書き方の違い
| メーカー | この革の説明 | 新品のうちにすること | 避けるものとして挙げているもの |
|---|---|---|---|
| M.MOWBRAY | 仕上げを施していない素の状態の皮革。大変シミになりやすい | 新しいうちからスプレーをして、シミや汚れを最小限に防ぐ | クリーナーや一般的な靴クリーム(新品の間) |
| コロニル | タンニンなめしで表面加工をほとんど施していない自然な風合いの表革 | 使用前の保護をはじめとするケアが不可欠 | 記載なし(揮発性の高いスプレーや溶剤のクリーナーをすすめる書き方) |
よくある質問
- ヌメ革は無色のものだけですか?
無色のイメージが強いですが、染色したヌメ革もあります(コロニル)。
- 手入れの前にすることはありますか?
シューキーパーを入れて、形を整えておきます(M.MOWBRAY)。
この記事に出てくる素材とブランド
出典
- コロニル「ヌメ革のお手入れ方法」↗(2026-10-04 確認)
引用した記載 12件
- 「ヌメ革製品を購入したら、使い始める前にまず、防水スプレーで水や油、汚れからガードします。」(推奨)
- 「デリケートなヌメ革は、防水スプレーで濡れている時間が長いことも、シミの危険に繋がります。」
- 「ムラなく均一な霧状でかけるため、対象から20cm以上離して、一か所に集中しないよう缶を動かしながらスプレーしましょう。」(推奨)
- 「また、急激な日焼けは焼けムラを作ってしまうため日焼けの管理も大切です。」
- 「表面に付いた汚れは放置すると革の変質やカビを招くことにもなるため、使う度のブラッシングを習慣にしましょう。」(推奨)
- 「日常的なケアであれば、使用後のブラッシングだけでも十分なメンテナンスになります。」
- 「ヌメ革は水分をすぐに吸収してしまうため、一般的な液状やクリーム状のクリーナーではシミのできる危険があり、クリーナー選びが重要です。」(控える)
- 「また、表面にこびりついた汚れであれば、消しゴムタイプの「ソフトガミ」で優しく汚れだけを狙って擦り落とします。」(コロニル ソフトガミ)
- 「水や油の浸み込みやすいヌメ革には、クリームでの栄養補給は全体に塗り伸ばす前に置いた場所に浸み込んでしまい、シミを作る危険があります。」
- 「クリームの使用は色が十分に濃く飴色になり、ツヤが出るまでは控えましょう。」(控える)
- 「それまでのヌメ革の栄養補給は、革用のトリートメントオイルを配合した速乾性の防水スプレー「1909シュプリームプロテクトスプレー」を使います。」(コロニル 1909シュプリームプロテクトスプレー)
- 「念のため、裏側等目立たない箇所に少量を塗ってみて、数分置いて塗り跡が消えているか確認してから、全体に塗りましょう。」(推奨)
- M.MOWBRAY「ヌメ革のお手入れ方法」↗(2026-09-28 確認)
引用した記載 11件
- 「ヌメ革は仕上げを施していない素の状態の皮革ですので、大変シミになりやすい素材です。」
- 「お手入れには細心の注意が必要です。」(推奨)
- 「シミや汚れを最小限に防ぐために、新しいうちからM.モゥブレィ・ナッパケアをスプレーして下さい。」(M.MOWBRAY ヌメ革のお手入れ/推奨)
- 「保革効果がありますので皮革に栄養を与え、ヒビ割れ、乾燥を防ぎます。」(M.MOWBRAY ナッパケア)
- 「クリーナーや一般的な靴クリーム等はシミやムラになりますので特にヌメ革の製品が新品の間は使用しないで下さい。」(使用不可)
- 「しばらく使い込んだヌメ革で少し光沢感[ツヤ]を出したい場合」(M.MOWBRAY ヌメ革のお手入れ)
- 「デリケートクリームで皮革に潤いと栄養を与えます。」(M.MOWBRAY ヌメ革のお手入れ/推奨)
- 「指先のコットンに適量取り、靴全体に塗り拡げます。」(M.MOWBRAY ヌメ革のお手入れ/推奨)
- 「クリームを塗った後は時間をおかずに素早く乾拭きします。」(M.MOWBRAY ヌメ革のお手入れ/推奨)
- 「長い期間使用したもので全体的に汚れがひどくなった時は、M.モゥブレィ・サドルソープなどでクリーニングをすれば、全体の薄汚れが取れて、さっぱりときれいになるものもあります。」(任意)
- 「シューキーパーを挿入し形を整えます。」(M.MOWBRAY ヌメ革のお手入れ/推奨)
- コロニル「代表的な素材の種類と特徴」↗(2026-09-28 確認)
引用した記載 4件
- 「無色がイメージされることが多いですが、染色されたものもあります。」
- 「植物の渋(タンニン)成分を使ってなめされた、染色や塗装などの表面加工をほとんど施していない自然な風合いの表革です。」
- 「水分や油分が浸み込みやすく、水シミや日焼けによる変色が非常に起こりやすいため、使用前の保護をはじめとするケアが不可欠です。」
- 「ケア用品によるシミを防ぐため、揮発性の高いスプレーや溶剤のクリーナーなどでお手入れを行うのがポイントです。」(推奨)















