夏の革の手入れ
汗をかく夏は、靴の中が蒸れやすい季節です。汗で蒸れて湿気がたまった靴は、カビの温床にもなります。出典:コロンブス一日履いた靴は、すぐにしまわず汗の水分を抜く。夏の手入れはここから始まります。
この記事のポイント
- 一日履いた靴は、玄関に一日ほど置いて汗の水分を抜いてからしまいます。
- 革ジャンは着るたびに10〜30分ほど陰干し。出典:Liugoo Leathers
- 置き場所は直射日光や照明が当たらないところに。ヌメ革はとくに日焼けしやすい革です。
このページの本文は、ケア用品メーカーとブランドが自社サイトに公開している記載だけを根拠にしています。 どの文がどの資料によるかは、ページ下部の出典から確認できます。
汗をかいた靴は、すぐに靴箱へ入れない
夏の一日を過ごした靴の中は、想像以上に蒸れています。脱いだらすぐ靴棚にしまわず、一日ほど玄関などに置いて、汗の水分を飛ばしてから収納しましょう。出典:レッドウィング
汗を吸った靴をそのままにすると、革が傷み、カビが生えることもあります。コロンブスによると、同社の乾燥剤シュードライは梅雨明けの汗ばむ季節の湿気対策にも使えます。シューツリーにも湿気を吸う働きがあり、カビやにおいの予防になります。出典:コロニル木製のものは、天然木そのものが汗やにおいを吸ってくれます。
革ジャンは、着たらすぐ陰干し
汗や湿気をこもらせないよう、着るたびに10〜30分ほど陰干しする。Liugoo Leathers が勧める習慣です。汗じみや皮脂汚れが残ったままだと、しまっている間にカビが生える原因になります。出典:Liugoo Leathers
靴の中の汗とにおい。消臭スプレーは働きがそれぞれ違う
M.MOWBRAY のシューフレッシュAg+は、一日履いて靴にたまった汗も、スプレーひとつでサラッとケアできるとしています。靴やブーツ、スニーカー、サンダルまで対象です。サフィールのメントールデオドラントは、メントールの香りでにおいを取り除き、冷感で足の汗を抑えて、汗から靴を守るという製品です。
コロニルのカーボン オドクリーナーは、皮脂や汗、タバコのにおいにも使え、靴のほかバッグやウェア、キャップにも吹きかけられます。約20cm離して、製品の内側にスプレーします。
汗がしみ込んだ靴は、サドルソープで洗う手もある
M.MOWBRAY のサドルソープは、長く履いて汗がしみ込んだ靴のためのもので、革の内側にたまった汗を取り除きます。洗ったあとはシュートリーを入れ、日陰で半日以上乾かします。
ただし、スエードやヌバックなどの起毛革、エナメル、爬虫類の革には使えません。色落ちやシミ、ムラになる特殊な革もあるとM.MOWBRAY は断っています。水洗いは汚れと一緒に革の油分も奪うので、洗ったあとは油分を補いましょう。出典:コロニル
強い日差しで、革は焼けて硬くなる
置き場所は、直射日光や照明ができるだけ当たらないところに。光や熱にさらされると、日焼けや劣化につながります。出典:土屋鞄直射日光は革を硬くし、色も抜けさせるとLiugoo Leathers は書いています。
とくに気をつけたいのがヌメ革です。水分や油分が浸み込みやすく、水シミや日焼けによる変色が起こりやすい革です。急に日に焼くとムラになるので、日焼けの管理も大切です。出典:コロニル
冷房の効いた部屋で、ブライドルに白い粉が浮いたら
ブライドルレザーは、冷暖房による急な温度変化で、表面に白いロウの粉が浮くことがあります。指や柔らかい布で擦り込めば元に戻ります。出典:土屋鞄
まとめ
靴は脱いだら一日休ませて汗を抜き、置き場所は日の当たらないところに。革ジャンは着るたびに陰干しを。出典:Liugoo Leathers汗がしみ込んでしまった靴は、使える革かどうかを確かめてから水洗いを検討します。出典:M.MOWBRAY
汗の手入れ、メーカーごとの案内
| メーカー | 対象 | 汗についての記載 |
|---|---|---|
| レッドウィング | 一日履いた靴 | 一日くらいは玄関などに置いて汗の水分を発散させる |
| Liugoo Leathers | 同社の革ジャン | 着るたびに10〜30分ほど陰干し |
| コロニル | アロマティックシーダーシュートゥリー | 天然木の吸湿性で靴の中の汗やにおいを抑える |
| M.MOWBRAY | シューフレッシュAg+(靴・ブーツ・サンダルなど) | 一日履いて靴にたまった汗もスプレーでケアできる |
| サフィール | メントールデオドラント(靴の中) | 冷感作用で足の発汗を抑え、汗の影響から靴を守る |
| コロニル | カーボン オドクリーナー(靴・バッグ・ウェア・キャップ) | 皮脂や汗、タバコのにおいを解消する |
| M.MOWBRAY | サドルソープ(汗がしみ込んだ靴) | 皮革の内側にたまった汗を取り除く |
この記事に出てくる素材とブランド
出典
- レッドウィング「よくあるご質問」↗(2026-10-03 確認)
引用した記載 1件
- 「一日履いた靴はすぐに靴棚にしまわずに、一日くらいは玄関などに置いて、靴の中の汗による水分を発散させてから収納してください。」(推奨)
- コロンブス「雨の日オススメケア」↗(2026-09-29 確認)
引用した記載 1件
- 「雨で濡れてしまった靴や、汗で蒸れ、湿気が溜まった靴は、カビの温床にも。」
- コロニル「アロマティックシーダーシュートゥリー メンズ」↗(2026-09-29 確認)
引用した記載 1件
- 「天然木の吸湿性とアロマティックシーダー特有の防臭効果で、靴内の汗やニオイを抑えます。」(コロニル アロマティックシーダーシュートゥリー)
- コロニル「レザースニーカーのお手入れ方法」↗(2026-10-02 確認)
引用した記載 1件
- 「シュートゥリーの使用は、整形と同時に靴内の湿気を吸い取り、防カビ・防臭にも効果があります。」(コロニル レザースニーカーのお手入れ方法)
- Liugoo Leathers「【革ジャンを一生モノにするために】日々のお手入れからシーズンオフまで、スムースレザーの正しいケアを解説」↗(2026-10-03 確認)
引用した記載 3件
- 「汗や湿気をこもらせないように、毎回の着用後に10〜30分ほど陰干ししましょう。」(Liugoo Leathers 革ジャンのお手入れ/推奨)
- 「汗染みや皮脂汚れが残っていると、保管中にカビが生える原因になります。」
- 「直射日光はNG(革が硬化・退色します)。」(使用不可)
- コロニル「カーボン オドクリーナー 125ml」↗(2026-09-29 確認)
引用した記載 3件
- 「キャップやジャケットなどのウェアに付着した皮脂や汗、タバコのにおいも素早く解消し、フレッシュな状態を保ちます。」(コロニル カーボン オドクリーナー)
- 「シューズ以外にも!バッグ・ウェア・キャップにも使える除菌・消臭スプレーです。」(コロニル カーボン オドクリーナー)
- 「容器をよく振り噴射口を約20cm離して対象製品の内側にスプレーしてください。」(コロニル カーボン オドクリーナー/推奨)
- M.MOWBRAY「シューフレッシュAg+」↗(2026-09-29 確認)
引用した記載 2件
- 「一日履いて靴に溜まった汗もスプレーすることでサラっと快適にケアすることができます。」(M.MOWBRAY シューフレッシュAg+)
- 「靴、パンプス、ブーツ、スニーカー、サンダルなどの除菌、消臭」(M.MOWBRAY シューフレッシュAg+)
- サフィール「メントールデオドラント」↗(2026-09-29 確認)
引用した記載 2件
- 「またメントールの冷感作用が足の発汗を抑え、汗による影響から靴を保護します。」(サフィール メントールデオドラント)
- 「メントールの芳香効果で嫌な臭いを取り除き、靴の中を清潔に保ちます。」(サフィール メントールデオドラント)
- M.MOWBRAY「革靴(表革)の水洗い方法 -サドルソープの使い方-」↗(2026-09-30 確認)
引用した記載 5件
- 「長期間履いていて汗がしみ込んでいる靴や清潔感がなくなってきた時。」(M.MOWBRAY サドルソープ)
- 「【効果】皮革の内側に滞留した汗を取り除き清潔性を向上させます」(M.MOWBRAY サドルソープ)
- 「シュートリーを挿入し、半日以上日陰で乾燥させます。」(M.MOWBRAY 革靴(表革)の水洗い方法/推奨)
- 「・スエード、ヌバック等の起毛皮革製品やエナメル革、ハ虫類皮革などには使用できません。」(M.MOWBRAY サドルソープ/使用不可)
- 「・色落ち、シミ、ムラになる特殊な皮革もありますので、予めご了承下さい。」(M.MOWBRAY サドルソープ)
- コロニル「ひどい汚れ・頑固な汚れの落とし方」↗(2026-09-30 確認)
引用した記載 1件
- 「強力なクリーナーや水洗いは、汚れを落とすと同時に革の油分を奪うため、クリーニング後は、失われた油分を補給する必要があります。」(必須)
- 土屋鞄「革のメンテナンス 03. 大切に使うための、正しい保管」↗(2026-10-04 確認)
引用した記載 1件
- 「また置く場所は、直射日光や照明などをできるだけ避けて。光や熱にさらされると、革の日焼けや劣化につながります。」(控える)
- コロニル「ヌメ革のお手入れ方法」↗(2026-10-04 確認)
引用した記載 1件
- 「また、急激な日焼けは焼けムラを作ってしまうため日焼けの管理も大切です。」
- コロニル「代表的な素材の種類と特徴」↗(2026-09-28 確認)
引用した記載 1件
- 「水分や油分が浸み込みやすく、水シミや日焼けによる変色が非常に起こりやすいため、使用前の保護をはじめとするケアが不可欠です。」
- 土屋鞄「革のお手入れ時間 Vol.3 BRIDLE」↗(2026-10-04 確認)
引用した記載 1件
- 「夏場・冬場は、冷暖房などによる急激な温度変化により、表面に白いロウの粉が浮き出ることがありますが、指や柔らかい布で革に擦り込むと、元の状態に戻ります。」(土屋鞄 ブライドルシリーズ)
- コロンブス「~靴の「防水・除湿・カビ対策」を習慣にしよう~梅雨時期の靴のお手入れ(2018年3月30日 プレスリリース)」↗(2026-10-05 確認)
引用した記載 2件
- 「一日履いた靴は汗などの水分を吸っており、そのまま放置すると皮革が劣化し、カビが生えてしまうことがあります。」
- 「梅雨が明けて汗ばむ季節にも、湿気対策としてご利用いただけます。」(コロンブス シュードライ・シュードライミニ)